バイク業界の低迷や不振が続いています。

かつてのような賑わいや盛況を取り戻したいとして、さまざまな取り組みに励むバイクメーカーやバイク関係者の努力が続きます。そもそもこのような状況に陥ってしまったのは、何が原因なのでしょうか！？

少なくとも、ヤマハやホンダ、カワサキなどの大手メーカーを中心に製造販売を続けてきたのも事実です。

日本の全ての業界が苦戦を強いられているのかといえば、決してそのようなことはありません。似たような業界でいえば、自動車業界などはバブル不況やリーマンショックのあおりを受けながらも、それなりの成長を遂げてきました。

バイク業界の低迷や不振の最たる理由には、バイクのファンやマニア、ユーザーなどの声や意見をないがしろにしてきたことにあります。新しいジャンルやカテゴリーを発掘することに注力せず、過去の成功事例を踏襲してきたところに元凶があるといえるでしょう。
もちろん、バイクメーカーやバイク関係者などが全く努力をしてこなかったわけではありません。
現に、低迷期と呼ばれながらも一定以上の販売数は確保してきたのです。「若者離れ」という一言で片付けようとしてきたのもバイク業界全体の成長には大きなマイナスと言わざるを得ません。

旧態依然とした業界のあり方を改め、技術革新に努めることが求められます。