バイクカスタムを行ううえで意識しなければいけないことは、「乗りやすさ」です。「安全性」と言い換えることもできますが、乗りやすいバイクでなければ長く使用し続けることが難しくなってしまいます。もちろん、あえて乗りづらいことを求めるユーザーも中にはいますが、一般的には「乗りやすい」ということが大きな魅力につながっています。
乗りやすさを求める上で、ハンドリングやブレーキングに関する性能は非常に重要です。これは誰もが分かるところなのですが、意外なほど重要になってくる別の要素が「ヘッドライト」についてです。分かりやすく言ってしまえば「明るさ」が重要なのですが、HID換装で対処するべきか、ハイワッテージバルブなどで対処すべきなのかは個人の自由です。
一般的に言われている明るさのガイドラインなどを参考にしながら考えても良いのですが、古いバイクではバッテリー容量が不足してしまうなどの問題が出てくるので、総合的に対処することが必要です。
オイル バイク丸わかりガイド
バイクは定期的なエンジンオイルの交換を行うと寿命が延びると言われています。目的はエンジン内の可動部の潤滑、洗浄、冷却、密封、防錆で、乗っているうちにこの機能が徐々に低下してきますから、定期的な交換が要となります。
どのようなものと交換するかについては、これはメーカーが推奨するものが間違いがありません。10W-30とか10W-40という表示がありますから、これと同じであればメーカーは違っていても問題ありません。10Wは低温時の硬さ(粘度)で、30とか40という数字は高温時の硬さを表していて、この数字が大きいほど粘度が高くて高温時でも油膜切れしにくいようになります。
定期的な交換とは、走行距離3000~5000kmごとが望ましいです。これはほぼ毎日運転する場合で、あまり乗らない場合でも劣化しますから、この距離内に交換することをおすすめします。
バイクは定期的な点検を行い、その都度適切な部品交換・調整をすると、驚くほどの長い期間乗ることができる乗り物です。その点でも自分のバイクのガイドブック(メンテナンスマニュアル)を一冊入手して、定期的なチェック・メンテナンスを実行されることをおすすめします。そうすると、不具合箇所を事前に予測できて大きなトラブルを起こすことも少なくなりますし、機械・機構にも詳しくなります。またブレーキやクラッチオイルなどの交換も自分で交換できるようになります。