バイクカスタムにおいて、エンジン自体をカスタマイズする機会はそれほど多くありませんが、それ以外の部分は比較的気軽にカスタマイズされます。あくまでも見た目にかかわる部分だけをカスタマイズしている様であればまだしも、「走行系」のパーツをカスタマイズすることになればバイクの調子が大きく変化する要因になり得ます。よくある例としては、「キャブレター」「エアフィルター」などをカスタムして走行性を変更させようというものです。
ただし、吸気系のカスタムは一筋縄ではいきません。熟練の整備技術を持っているプロでも繰り返して調整を繰り返す必要があるほどに繊細なものなので、ゆっくりと時間を掛けながら調整をしていく心構えで臨むようにしましょう。
サービスマニュアルを参考に純正値をガイドラインにしながら、各部の設定に合わせて微調整をしていってピタッと合わせるような感覚を持つと成功しやすくなります。また、極力専門器具を用いて調整を行うことも大切です。